まるおの仕業

 

晩御飯の肉じゃがを「煮込む時間が足りない!」と焦っている私に
「大丈夫、ボクが何とかするから…」という声が聞こえた。
「え? まるお、そんな事出来るん?」
「うん、ボクに任せて」

 

そんなやり取りをしたのが、晩の7時35分の事だった。
今日は8時くらいには帰って来るだろう…と思っていたけど
夫が帰宅したのは8時35分くらいだった。

 

そして、帰るなり「ホントは早く会社を出たのに、車に乗る前に
部下に捕まってしまって…」と言ったので、ビックリした。
「その捕まった時間って…もしかして7時35分頃?」
と聞くと、「7時半だと思って用意して会社を出たから
ちょうどそれくらいかな」と。

 

「それ、まるおの仕業」と告白した。
間違いない、まるおは約束を守ってくれたのです。
もちろん、何でもかんでも都合良く解釈する気はないけれど
生前からずっと会話を繰り返してきた私達は、今もしっかり
意思疎通が出来ているのだと確信した。

 

その他、実は色々話をしてはいますが、あんまり言うと
頭がおかしいと思われそうなので控えます。(笑)

 
 

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余計な事

 

夜、さぁ寝ようと思ったら、夫にスマホを渡され
「まるおもこんなんやったんかなぁ…」と
飼い主の部屋で遊ぶシャムの子猫の動画を見せられた。

 

とっても可愛らしかったけど、「まるおとはちょっと違うな〜」
などと思いながら見ていたら、その子猫は好奇心いっぱいで
テレビの後ろへ入って行った。

 

その瞬間、私はまるおを思い出した。
そして、また涙が出てきた。。。
せっかく眠たかったのに、余計な事をしてほしくなかった。
そして、その何でもない事が翌日まで尾を引くことに。。。

 
 

20130831

 

 

 

 

言い返せない

 

今日病院で、看護師さんに「もう夏休みも終わりだから
子供達も宿題に追われて大変ですね〜」などと言われた。
うち、子供いないんですけど?
と言い返す元気もなく、すぐまるおの事を思い出した。

 

いつも「いいもん!子供がいなくても まるおがいるもん!」
ずっとそう思ってきたけど、今回改めて「ああ、もういないんだ…」
としょんぼりした。人前なのに 泣きそうになった。
もうすぐ9月だけど、寂しい夏は まだ終わりそうもないな…。

 

ところで、病院に行ったのは 持病の気管支炎が再発したから。
もうひと月以上、咳が酷くて本当にしんどい。
色んな事が重なって、体の弱い部分にダメージが出ました。

 
 

20130830

 

 

 

 

2ヶ月

 

まるおが亡くなって 今日でふた月になります。
当時と比べると、これでも涙の量は減ったのかもしれないけど
まだ心の機能は5%も回復していないような気がする。

 

たくさん泣いて、後悔した事全部吐き出して、苦しんで
心身共にボロボロになった。
健全な肉体は 健全な精神からしか作られないって
身を以て知った。

 

本当に もういい加減にしないと、
このままではつまらない人生になってしまう。
それでは元も子もない。
まるおの為になら、きっと頑張れるはず。
頑張れ、私。

 
 

20130826

↑ 生後約2ヶ月の頃。鈴を付けたピンクの紐を首に巻いていました。

 

 

 

 

不意に

 

最近私を襲う、予期せぬ悲しみは…
スーパーやホームセンターにある「ペットグッズコーナー」を見ると
胸が苦しくなること。

 

ここ数年は、病院やネットで買い物する事が多くなっていたけど
それでも「ああ、もう用はないんだ…」と思うと、うつむいてしまう。
まるおはいつも日常の中にいたので、掃除や洗濯などの家事の最中や
ホントにふとした瞬間に とてつもない悲しみが押し寄せて来る。

 

そして、思い出す。
まだまるおが若くて元気だった頃、よく押し入れの中で寝ていた。
私はその時 誰もいないリビングを見つめ「いつの日か本当にここから
まるおがいなくなる時が来るんだ…」と途方に暮れたあの日。

 

 

20130824

 

 

「あの日」が今でもこうして続いている。
「戻って来て」とも言えず、ずっと悲しみを抱えたまま
私はまだ何か見えないものに苦しみ、もがいている。