まるお 最後の日

 

まるおが午前3時ちょうどに亡くなりました。
その3時間前に、夫・まるお・私…と川の字になって
灯りを付けたまま寝たのですが…

 

余りの明るさに何となく目が覚め、眩しさで目を開けられないまま
頭の中で色々考えていたところ…
夫が急に私を呼んだので、慌てて起き上がりました。

 

まるおは少しずつ動き出して、何度かゆっくりと身体を反らせて
「あぁ…」という風に口を開けました。
私はすぐ「ありがとう」と言ってるんだと思いました。
「わかってるよ」 「こっちこそ、ありがとね…」

 

少しして、夫が「心臓が止まった」と言ったと思ったら
また少し「あぁ…」と首を伸ばして、そのまま息絶えました。
「まるくん!まるくん!」と何度も呼んだけど、ダメだった。

 

次の瞬間、私は泣きながらも「良かったね…」と夫に言った。
最後の時間がとても安らかで、それをしっかりと看取れたから。

 

ちょうど亡くなる3時間前に就寝したのですが、その前に夫が
自分は0時から3時まで起きてまるおを見てるから
その後3時から6時までは私に起きて見るよう言ったんです。

 

その時 まるおはもう呼吸が浅く、一見生きているのかどうかさえ
わからない状況でした。外は雨が振り出し、気温が下がったので
薄い毛布を掛けていたけど、それをしょっちゅうめくって確認する
のも難しいと判断し、「久し振りに皆で寝よう!」と私が決めました。

 

と言うのも、私はまるおにある事を事前に話していたから…
もう生きているのも辛いのがわかったので、私も覚悟を決め
「もういつ逝ってもいいからね。まるおの好きなタイミングでいいから…
でも、その時は教えて。絶対に教えて。」と言っていたんです。

 

そして、夫が「3時に交代しよう」と言うのを まるおは聞いていた。
実は連日の睡眠不足で、二人とも3時前まで爆睡していました。
でも、なぜか二人とも勝手に目が覚めたのです。
きっと、まるおが教えてくれたのでしょう。
時間も選んでくれたのでしょう。

 

本当に最後までなんて賢いコなのだろうと、感心しました。
こうして、まるおの最後の日は3時間で終わりました。
19歳と3ヶ月の命でした。。。

 

 

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↑ 20日の晩に撮ったこの写真が最後の1枚となりました。

 

 

 

 

相変わらず

 

ハラハラ&ヒヤヒヤな日々が続いています。

 

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↑ ずっと夫にくっついて眠るまるお。

 

 

食べるどころか お水を飲む事さえ拒否し続けているので、強引ですが

水で湿らせたガーゼを鼻や口元に ペタペタして、僅かながらも水分を

与えています。それが今の限度です。

 

 

 

 

甘えん坊

 

まるおは 、夫が家にいるのが相当嬉しいらしく…

 

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↑ もうベッタリなんです。

 

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↑ 布団に横になるより、体も楽なようです。

 

 

もう あと僅かな時間しか一緒にいられないからと

夫が連日会社を休んでいます。それも予想外でしたが

もっと予想外な出来事が待ち受けていました。。。

 

 

 

 

介護仕様

 

昼間の介護は やはり目の届く場所が良いので、迷わずリビングに。

 

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↑ トイレの段差をなくす為、爪研ぎや木箱を置いてみました。

 

20121202b

↑ すきま風を防ぐ防寒グッズや、念の為ペットシートも設置した。

 

これなら、キッチンからでもよく見えます。

 

 

 

 

静脈注射(点滴)

 

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26日の午後から30日の夜まで、約4本 静脈点滴をしましたが
その間の事を書きます。

 

夜私達と一緒に眠る以外は、ずっと点滴に繋がれたままなので
部屋の配置を換え、まるおが眠るすぐそばにトイレを置きました。
(2014年12月2日の記事を参照して下さい)

 

まるおは体の右側を下にして寝る事が多い事から、右腕に針を
打たれました。殆ど寝ているとは言え、たまには起きて来るし
針が抜けては大事なので、ずっとそばに付いていました。

 

半日は点滴をしている状態なので、トイレに行く時は大量に
尿が出るし、便はやはり軟便でした。そして3回程 吐きました。
今日は 眠りが深かったせいか、トイレのタイミングがずれ
午後3時半頃 おねしょして飛び起きる…という結果に。
もうちょっと早く起こせば良かった。

 

その際、寒さのせいか ショックのせいか 震え出すし
それ以後のトイレは、中で座り込むようになってしまった。
最初はスローペースだった点滴を、どんどんスピードアップして
いったのが悪かったのかもしれません。
まるおは、点滴が体質に合ってないようなところがあるので。

 

夜 眠る時は 寒いし、まるおも痩せて骨っぽくなっていたので
あのコのお気に入りのミニ毛布でくるみ、それごと抱いて寝て
いたんですが、どうやら夫もそうしたいようだったので…
「毎日交代交代で」という条件で、まるおを渡した。

 

点滴を毎日のように買いに行き、セッティングも全て夫がやって
いました。彼もいよいよ「まるおはもう長くないんだ」と悟り
まるおを思う気持ちが私と同じくらい、高まっていたのです。。。