もうそろそろ 掛かってくるだろうとは思っていた。
前回母が電話をしてきた時には、まるおはまだ元気だった。
本来なら、こちらからきちんと報告しなければならない。
そうこうするうち、母が電話をしてきて、色んな用件を言うのだけれど
返事をするのが精一杯。どうしよう…と思っていたら
「みゅうちゃんは? …元気?」 とやはり聞いて来た。
(「みゅう」とは「まるお」の事で、一番最初に付けた名前)
泣いて 何も答えられない私に 「…いつ(亡くなった)?」と。
「6月26日」と言うと、母は一気に泣き出してしまった。
昨年末「もう長くないだろうから、会いに来るなら今のうちよ」と電話で
言ったけれど、もう何年も会ってないし、余計に辛くなるだろうからと
連絡せずにいたのですが、正直 母があんなに泣くとは思わなかった。
私が結婚する時「みゅうちゃんを置いていってもえらない?」と頼んだ母。
当時の私は 飼い主とは名ばかりで、実際まるおの面倒を見ていたのは
母と妹だったし、実家に置いていった方がこのコの為かも… などと
色んな事を考えたけど、やっぱり手放せなかった。
婚約者(現夫)に相談しても、「飼い主が最後まで面倒を見るべきだ」と。
例え、どんな事情があろうと…。
今は寂しいし、苦しいし、どうしようもないけれど
まるおと過ごした日々は かけがえの無い宝物です。
何度あの日に返っても、私はまるおを選ぶと思う。。。
↑ 後日、母がまるおに香典を送ってきました。
好きなものを備えてやってほしいと。。。