リバウンド

 

まるおが亡くなって、3週間が経とうとしています。
一番古いパソコンの中の、まだ携帯やコンデジ時代の写真を
今日こそ整理しよう!と見てみるのですが…

 

やっぱり泣けてくる。
ファイルが小さ過ぎて画像が荒いダメダメ写真ばかりだけど
まだ元気だった頃のまるおがそこにいた。

 

こんな泣いてばかりの飼い主で、まるおに本当に申し訳ないと
思うけれど、多分あのコの事が好きだった分、私はこれからも
きっと泣き続けるのだろうと思った。

 

外へ行ったり、誰かと喋ったり、傍目には普通に戻ったような
フリをしていても、そうすればするほど、その反動はキツい。
泣くようなタイミングでない時でも急に涙が流れたりして
自分でもわけがわからない。

 

相変わらず、所構わず まるおの名を呼び続けている
寂しい飼い主です。。。

 
 

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葛藤の日々

 

私が昔 想定していた倍以上の年月を生きてくれて
「死なないで」と頼み続けたら 7ヶ月も頑張ってくれて
その間、思いをたくさん伝えられて
出来る限りの治療も施して

 

最後まで ずっとそばにいられた。
すごく辛かったけど、幸せだった。

 

だから、これ以上はもう何も望めない。
「会いたい」と言う事すら許されない。

 

そう思って耐えていたら、とんでもない悲しみに襲われた。
最初は「悲しくはない、寂しいだけ。」と思っていたけれど
もう二度と会えないという現実を少しずつ受け入れるにつれ
徐々に「本当の悲しみ」が波のように押し寄せて来た。

 
 

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母からの電話

 

もうそろそろ 掛かってくるだろうとは思っていた。
前回母が電話をしてきた時には、まるおはまだ元気だった。
本来なら、こちらからきちんと報告しなければならない。

 

そうこうするうち、母が電話をしてきて、色んな用件を言うのだけれど
返事をするのが精一杯。どうしよう…と思っていたら
「みゅうちゃんは? …元気?」 とやはり聞いて来た。
(「みゅう」とは「まるお」の事で、一番最初に付けた名前)

 

泣いて 何も答えられない私に 「…いつ(亡くなった)?」と。
「6月26日」と言うと、母は一気に泣き出してしまった。

 

昨年末「もう長くないだろうから、会いに来るなら今のうちよ」と電話で
言ったけれど、もう何年も会ってないし、余計に辛くなるだろうからと
連絡せずにいたのですが、正直 母があんなに泣くとは思わなかった。

 

私が結婚する時「みゅうちゃんを置いていってもえらない?」と頼んだ母。
当時の私は 飼い主とは名ばかりで、実際まるおの面倒を見ていたのは
母と妹だったし、実家に置いていった方がこのコの為かも… などと
色んな事を考えたけど、やっぱり手放せなかった。

 

婚約者(現夫)に相談しても、「飼い主が最後まで面倒を見るべきだ」と。
例え、どんな事情があろうと…。
今は寂しいし、苦しいし、どうしようもないけれど
まるおと過ごした日々は かけがえの無い宝物です。
何度あの日に返っても、私はまるおを選ぶと思う。。。

 

 

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↑ 後日、母がまるおに香典を送ってきました。

 
 

好きなものを備えてやってほしいと。。。
 
 
 
 

catwalk

 

いつからだったのだろう…
キャットウォーク(モデル歩き)出来なくなったのは…。

 

手足が長いまるおは、いつも尻尾をピン!と立てて優雅に歩いていた。
年と共に、段々足腰が弱り、歩き方も変わっていった。
一直線上に前足を出していたのが、少し右・左へと不安定になり
踏ん張るような形になっていた。

 

そういえば、座る時も 少しお尻を浮かせ気味にする時もあったし
今更ながら「膝も悪かったのかな…」と思った。

 

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↑ もっとフォローしてあげれば良かった。。。
 
 
 
 

寂夏

 

寂しい夏が始まった。今までの人生で、一番辛い夏。
いつも傍にいてくれた「愛する誰か」を失うのは
こんなに辛い事だったのか…と途方に暮れている。

 

まるおの名を呼び、しょっちゅう話し続けている。
生前いつも、私達が会話を楽しんでいた時のように。

 

優しいまるお。
厳しい私。

 

でも、私がまるおにいっぱい感謝してる事も
「大好き!」って思いも、たくさん伝えてきたよね。

 

だけど、まるおが亡くなってしまったら…
どんどん後悔の気持ちが大きくなって、謝ってばかり。
「ありがとう」の言葉が「ごめんね」に変わっていった。

 

まるおは何も恨んでいないし、幸せな一生を送れたと
思っているはず。そうわかっていても、どうしても
謝らずにはいられない。これが「愛」なのかな、と思った。

 

他人から見たら取るに足らない事でも気になってしまう
飼い主だけが持つ、独特の感情。

 

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