夜、さぁ寝ようと思ったら、夫にスマホを渡され
「まるおもこんなんやったんかなぁ…」と
飼い主の部屋で遊ぶシャムの子猫の動画を見せられた。
とっても可愛らしかったけど、「まるおとはちょっと違うな〜」
などと思いながら見ていたら、その子猫は好奇心いっぱいで
テレビの後ろへ入って行った。
その瞬間、私はまるおを思い出した。
そして、また涙が出てきた。。。
せっかく眠たかったのに、余計な事をしてほしくなかった。
そして、その何でもない事が翌日まで尾を引くことに。。。
最近私を襲う、予期せぬ悲しみは…
スーパーやホームセンターにある「ペットグッズコーナー」を見ると
胸が苦しくなること。
ここ数年は、病院やネットで買い物する事が多くなっていたけど
それでも「ああ、もう用はないんだ…」と思うと、うつむいてしまう。
まるおはいつも日常の中にいたので、掃除や洗濯などの家事の最中や
ホントにふとした瞬間に とてつもない悲しみが押し寄せて来る。
そして、思い出す。
まだまるおが若くて元気だった頃、よく押し入れの中で寝ていた。
私はその時 誰もいないリビングを見つめ「いつの日か本当にここから
まるおがいなくなる時が来るんだ…」と途方に暮れたあの日。
「あの日」が今でもこうして続いている。
「戻って来て」とも言えず、ずっと悲しみを抱えたまま
私はまだ何か見えないものに苦しみ、もがいている。