永遠の贈り物

 

この本を 午前と午後に分けて読んだ。
慎重過ぎるくらい ゆっくりと読んだ。

 
 

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アニマル・コミュニケーションによって、ペットの魂から受け取る
メッセージの本です。ブロ友さんに勧められて、何ヶ月も前に
取り寄せていたのに、なぜか今日まできちんと読もうとしなかった。

 

亡くなったペット達は、皆幸せだし、呼べばいつでも飼い主の
そばに来てくれる… 動物と人間の死生観は異なる…
そんな内容にも関わらず、なぜだかずっと涙が止まらなかった。

 

私には スピリチュアルな一面などは一切なく、どちらかと言うと
鈍い方なのですが、まるおが亡くなる数年前からあのコと交信
出来ていたように思います。

 

今も幸せであること、忙しく働いていること、たまに私への
駄目出しをするまるおの声が聞こえます。
だから、この本を読んで非常に納得したし、何より共感出来た。

 

いつの時点で読むかによって、その受け取り方は変わるでしょう。
私の場合、まるおの死後一年一ヶ月が経って読んだ今日が
またとないベストなタイミングに思えました。。。
 
 
 
 

過去を行ったり来たり

 

まるおが亡くなって以後、掃除中に泣く事が一番多かった。
ベランダで洗濯物を干す時も、いつも気にして室内を見ていた当時を
思い出しては泣いていたけど、3ヶ月経った頃から少しずつ減っていった。

 

しかし、掃除の時間はそうはいかず いつまでも悲しかった。
掃除機に向かって威嚇していた小さい頃から 平気になった老年期まで
色んな場面を思い出すから。そして、各部屋に残る思い出の数々も
日替わりで容赦なく蘇ってくるから。

 

まるおの一周忌の前後は、日々の掃除を淡々とこなせるようになっていた
けれど、今日は違った。嫌いな掃除機を近づけても 毛布の上から
どかなくなったのは 脚が痛かったからかな? しんどかったのかも?
そう考えただけで「ごめんね」の涙が溢れる。

 

最後 病床に就く一年前くらいから、忙しい時に限ってまるおは「抱っこ」を
せがむようになっていた。私は左手でまるおを抱き、右手で床にワイパーを
掛ける事も多くなり「これじゃ仕事にならないでしょ〜」なんて言ってたけど
きっともっと構って欲しかったのよね…。

 

色んなサインを 見過ごしていた。
日々のよくある話なのだろうけど、逆の立場だったらやっぱり寂しかったに
違いない。だから今なお私がこんなに寂しいのは 致し方ないのです。。。

 

昨日の事だけど、まるおの夢を見た。まだ小さい「みゅう」という名の頃…。
起床時は覚えていたのに その後内容を完全に忘れ、思い出すどころか
夢を見た事自体も忘れそうなので、こうして記しておくことにしました。。。

 
 

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↑ みゅうという名で呼ばれ、よく女の子と間違えられていた頃。
 
 
 
 

こんな雨の日には

 

外は雨。久し振りに梅雨らしくなった。
少し肌寒いこんな日はいつも、まるおを膝の上に置いて
パソコンに向かう。それが日常だった。

 
 

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↑ いつもふたりで座ってた お気に入りの椅子の上で。

 
 

まるおが永眠してから一年が過ぎ、まだ涙は出るものの
私も随分落ち着いてきました。
一年前は 悲しみのどん底にいて、あの日々を思い出す事で
今は「これでも元気になったんだなぁ」と実感出来る。

 

たった一年、だけど一年、今までで一番長かった。
その分 これからは、時間はどんどん加速するだろう。
私も「先」を見て頑張ろう…
やっとそう思えるようになってきました。。。
 
 
 
 

今日も紫の花束を

 

まるおが亡くなって、今日で一年が経ちます。。。
あの日を境に、うちから猫の毛が見事に無くなった。

 

毎日当たり前のように「コロコロ」していたのが嘘のよう。
洋服に毛が付く煩わしさから開放されたというのに
この寂しさったらありません。

 

真夏以外は、夜寝る時はいつも一緒だったから
私は今でもまるおが愛用していた小さな毛布を丸めて
左脇に抱えて眠りに就いています。

 

一年前と比べると、これでも気持ちは落ち着いて来たのかな
とは思います。人様から見ると「お元気そうね」と言われる
ようになったし、自分なりに頑張ってるつもりだし。

 

ただ、色んな「やる気」はまだ出ません。
いつでもどこへでも行けるほど自由の身だし、美味しい物も
たくさん食べてますが、かつての感情が出て来ない。

 

「生きてて良かった〜」
以前はしょっちゅうそう思えてたのに…。
大切な命を看取って、それから「生きる」という事がどれ程
大変で素晴らしい事か、わかったというのに…。

 

私はやっぱり、自分を取り戻さなくてはいけないようです。。。

 
 

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↑ 昨年買った「蝉時雨」ではない別の品種のトルコキキョウ。

 
 

蝉時雨は年に2〜3回(しかも今の時期とは限らない)しか
出回らないらしく、昨年の今日買えたのは偶然だったようです。
「毎年、この日は同じお花を買おう」と決めたのに残念。
来年は心境が変わって、もっと自由にお花を選べたらいいな…。
 
 
 
 

まるおmemo*について

 

「まるおmemo*」は、愛猫まるおの介護中に私と夫が記したメモ書きを
そのままの形で ブログ記事として書き写したものです。

 

介護中というのはこの上なく不安で、何をどうしたら良いのかわからない
事だらけです。ネット上で同じ立場の方々の存在を知り、助けられたので
この「まるおmemo*」もいつかどなたかのお役に立てればいいな…
と思い、一生懸命書いた次第です。

 

とは言え、見ると当時を思い出し、泣いてばかりで一向に進まず
ここ半月間で「なんとかまるおの命日までに!」と必死の思いで
本日201ページ分全てを終える事が出来ました。

 

全部の記事に写真を入れたり、もっと細かい事をわかりやすく書くつもり
でしたが、それはまだこれから少しずつ頑張ります。。。

 
 

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↑ これが『まるおmemo*』。まるおが頑張った記録です。