ペットは家族同然、家族以上の存在だからこそ 失った時の喪失感は
計り知れないものがある。
今日は 私の病気・病名について書きます。
まるおを失って1年ちょっと経った今年の9月に、胃癌が見つかりました。
食べ物・生活習慣など全く関係してないとの診断で、精神的なものが
原因だと考えられます。
まるおを看取る前から、極端な免疫力低下を自覚していましたが
悲しみが大きくそれを上回り、自分を大切に出来なかった。
気管支炎で3ヶ月間咳が止まらない間に、住居の大規模工事で
騒音・悪臭・埃・汚れなどに悩まされ続けた上、上階の騒音を
訴えても 皆他人事扱い、誰にも理解されず 気が狂いそうだった。
「このままここにいたら、きっと私は病気になる」
そう強く思ったこの夏、段々と胃の不調が増していき
検査を受けた次第です。
その後の経緯を簡単に書くと…
癌は大きさ3〜5㎜の未分化型(いずれスキルス癌になる厄介なもの
印環細胞癌ともいわれる)で、数年前なら問答無用で手術するしか
なかったけれど、最近は2㎝以下の大きさであれば、内視鏡で
切除可能だと説明を受けた。
しかし、その癌が周辺に広がっていない事が大前提。
拡大鏡で精密検査をしたところ…
別の箇所に、また別の未分化癌(5〜10㎜)が見つかった。
検査直後「これは問題ないでしょう」と言われたものがまさかの2個目。
消化器内科の主治医は私に選択を迫った。
両方とも小さいので内視鏡で治療しても構わないが、胃全体が慢性の
萎縮性胃炎で良い状態ではない事、未分化癌が2個も(←強調された!)
見つかった事、私がまだ先のある身だという事、これら全てを鑑みて
外科手術を勧められた。そして、内科から外科へ。
その後 入院して、手術(腹腔鏡で胃の下側2/3を摘出)、半月後に退院、
それから1ヶ月後に病理検査の結果でやっと「IA」と出て、早期だったと
いうことが立証されました。
告知されてから今まで、泣きわめく事もなく 心静かに過ごしています。
上に書いたものだけでなく原因はまだ他にもあるけど、一番思う事は…
「全て 自分が招いた事に他ならない」と。
まるおとの別れを痛烈に意識した時、自分も死んでしまいたいと
本気でそう思ったし、まるおが少しでも良い状態で生きれるのなら
私の命を幾ら削っても構わないと祈りました。
まるおはとっても素敵な最期を迎えてくれたのに、私はいつまでも
辛さばかりを引きずって、一生懸命生き抜く事が使命だとわかって
いたのに、何も頑張れなかった。
だから、全部全部 自分のせいです。
そして、恐ろしい未分化癌を極小の内に2個も見つける事が出来たのは
ラッキーな偶然ではなく、「まだ生きなさい」という事なのでしょう。
市の検診で、1年前にバリウム検査をしましたし、今回思い立って受けた
内視鏡検査の半月後には、またバリウムの検査を受ける予定でした。
バリウムはもちろん、最先端のPET CTでも1㎝以下の癌を見つける事は
難しいらしく、今は 内視鏡でも3㎜以上でないと見つけられないようです。
私の2個目の癌も、拡大鏡でやっと見つかったほど。
術前の画像写真を撮る際、それこそバリウム検査で癌のある場所を把握
する為のものですが、レントゲン技師の方もこの大きさは余り経験がなく
「昨夜からどうしたものかと考えていたんですよ〜」と不安そうでした。
で、結局丸々1時間掛かって、撮影完了。(←ずっと台の上)
2個めに見つかった癌の方が大きいので、それが先に出来た可能性が高い
けど、とにかく「薄い」らしく今回見逃されていたら どこまで広がっていたか…
未分化のものは 粘膜層を這うように広がっていくので、なかなか姿を現す
事がなく、発見が難しいのです。なので、このタイミングでしか 両方の癌を
退治する事は出来なかったのかもしれません。
今後は 残った胃を大切にしつつ、5年間は要注意です。
長くなりましたが、ペットは癌細胞を食べてくれているのではないかと思う
くらい 免疫力を高めてくれます。そばに愛しいワンコやニャンコがいる人は
感謝を込めて撫でてあげて下さいね。。。