姿形よりも

 

生後2ヶ月で まだ片手に乗るくらいの大きさだった頃も
生後9ヶ月の 会う人みんなにキレイと言われた頃も
メタボで 誰からもカワイイと言われなくなった頃も
年を取って 痩せてきた頃も
ヨボヨボになった最後の頃も

 

骨になった今も
私にとっては どのまるおも 全て愛おしいよ。
「どんな姿になっても構わない」 「大好き!」
今も変わらずそう思ってる。
だから ずっとずっと幸せでいてね。

 
 
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再び思うこと

 

夜寝る前に、まるおメモを見ていた夫がしみじみと言った。
「まるお、よく頑張ったなぁ…」と。

 
 

20130801

 
 

ただのメモ書きのつもりで書き出してから、実に201日間。
最初の頃、殆ど何も食べないような状態が続いていた事を
考えると、まさに奇跡としか言いようがない。

 

「生きたかったんやろうなぁ。」と言う夫に
「うん、途中からね…」と答えた。

 

一度は諦めた命。
自分で幕引きしようと確実に決めていたまるお。
もしあの時点で亡くなっていたなら…
今頃私はどんな思いでいただろう…?
そんな事を考えながら、眠りに就いた。

不覚

 

ここのところWindows PCの調子が悪く、何度も業者さんに
足を運んでもらっていました。その人は 明るくて面白くて
知識も豊富なので、いつも話が弾みます。

 

そして作業が終わり、「お世話になりました」と玄関で見送り
クルッと振り返った瞬間、私は…

 

「まるくん、もう(出てきて)いいよ。いいコしてたねー!」
と言いそうになり、押し入れまで駆け出しそうになったのです。
朝起きた瞬間から、眠りに落ちるまで、毎日まるおがいない事を
あれほど自覚していたのに…。 自分でも驚きました。

 

業者さんが来た事で、一気に「過去の日常」に引き戻された
としか言いようがありません。。。

 
 

20130731

 

 

 

 

飛べない羽

 

20130719

 
 

まるおがいる頃は「あれも出来ない。これも無理。」…
と色んな事を諦めてきたつもりだったけれど、いざいなくなると
何にも手に付かなくなり、普段の家事すらままならない。

 

もう いつどこへだって行けるのに
時間を気にする事なく 遊びに行けるのに
… とにかく家にいたい

 

夫婦揃って出掛けても、すぐに帰りたくなるから不思議です。
だったら、生前もっとそうしてあげたら良かったじゃないかと
自分達ですら そう思うほど。

 

最近、私は余り物事にこだわらなくなってきた。
完璧主義だったのに、「ま、いいか。」でスルーしたり
小さな事に目を瞑れるようになってきた。

 

今はボーッとしているので、車に轢かれないよう心掛けています。
心は 低く冷たい所で 一定のレベルを保っている感じ。
喜怒哀楽の「哀」の部分が突出しているので
他の感情が著しく乏しいように思う。

 

取り敢えず、まだ飛んで行きたい場所もなく
トライしたいと思える事もなく、食べたい物もそんなになく
欲しい物さえ浮かばない。
まるおは私達を癒すだけではなく、相当なパワーを
くれていたんだなぁ…。 ありがとね…。

 

 

 

 

一匹入魂

 

余りにも辛いので、ペットロスの事をネットで調べてみた。
でも 私が見た飼い主さん達は、殆ど次のコを迎えていた。
うちは「もう虫一匹飼わない」と断固決めているので
心癒すものに出会える可能性は低いです。

 
 

20130718

 
 

とにかく「一匹入魂」だったので、まるおが昨年末に
何も飲まず食わずで死を覚悟しているのを知った時には
「私も一緒に(あの世へ)連れてって!」と言ってしまった程です。

 

ただ、色々書いてあるのを見ると…
やはり毎日飼い主が泣いてばかりでは、ペットが心配して
天国へは行けないと。 ああ、やっぱり…

 

とにかく、魂があの世とこの世を行き来する四十九日までは
もっとまるおを感じて、感謝しながら日々すごさねば…
と思うようになりました。(実際はまだ泣いてばかりですが)

 

その四十九日ですが、ちょうどお盆に当たるので
良い区切りとなるよう祈っています。