過去を行ったり来たり

 

まるおが亡くなって以後、掃除中に泣く事が一番多かった。
ベランダで洗濯物を干す時も、いつも気にして室内を見ていた当時を
思い出しては泣いていたけど、3ヶ月経った頃から少しずつ減っていった。

 

しかし、掃除の時間はそうはいかず いつまでも悲しかった。
掃除機に向かって威嚇していた小さい頃から 平気になった老年期まで
色んな場面を思い出すから。そして、各部屋に残る思い出の数々も
日替わりで容赦なく蘇ってくるから。

 

まるおの一周忌の前後は、日々の掃除を淡々とこなせるようになっていた
けれど、今日は違った。嫌いな掃除機を近づけても 毛布の上から
どかなくなったのは 脚が痛かったからかな? しんどかったのかも?
そう考えただけで「ごめんね」の涙が溢れる。

 

最後 病床に就く一年前くらいから、忙しい時に限ってまるおは「抱っこ」を
せがむようになっていた。私は左手でまるおを抱き、右手で床にワイパーを
掛ける事も多くなり「これじゃ仕事にならないでしょ〜」なんて言ってたけど
きっともっと構って欲しかったのよね…。

 

色んなサインを 見過ごしていた。
日々のよくある話なのだろうけど、逆の立場だったらやっぱり寂しかったに
違いない。だから今なお私がこんなに寂しいのは 致し方ないのです。。。

 

昨日の事だけど、まるおの夢を見た。まだ小さい「みゅう」という名の頃…。
起床時は覚えていたのに その後内容を完全に忘れ、思い出すどころか
夢を見た事自体も忘れそうなので、こうして記しておくことにしました。。。

 
 

IMG_5272.jpg
 
↑ みゅうという名で呼ばれ、よく女の子と間違えられていた頃。
 
 
 
 

2 thoughts on “過去を行ったり来たり

  • 2014年7月24日 at 6:34 PM
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    亡くなった子たちは夢にも出てきません。
    私はそれが辛くて泣きました。
    もう会えないんだから夢の中で会いたいって。
    夢に出てきても私がすぐ忘れてしまっているのかもしれませんね。
    それなら良いのですが・・・。
    夢で会えた かがり。さんとまるおクン、とても羨ましい。

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  • 2014年7月25日 at 4:23 PM
    Permalink

    元々、私は 余りまるおの夢を見た事がありませんでした。
    だから この一年の間で、3回くらい見たのは物凄い事なんですが
    いずれもまるおとは意思の疎通が全く出来ませんでした。
    上手く言えないのですが、見た目はまるおだけど 中身が違う…
    そんな感じで、抜け殻のように感じました…。
    姿形に固執するなかれ、ボクの魂はいつまでも永遠だから…
    そういう意味なのかなと思いましたね。
    そうは言っても、夢でも会いたい、それはとてもよくわかるし
    私達が生きてる限り、これからもずっとそう思っちゃいますよね。。。

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