失ったもの

 

今日は なんでこんなに涙が出るのかな…?
朝 掃除しながら泣いて、晩 お風呂でも泣いて、とにかく悲しかった。
そして気付いた、昨年 まるおが完全に失明したのが今日のこの日だったと。

 
 

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↑ この時にはもう私の事が見えていなかったのかもしれないな…。

 
 

ごめんね、まるお。数ヶ月前から もう既に見えにくかったのよね…?
離れた所にいると、視線が合わなくなってておかしいなと思っていたのに。
体もどんどん思うように動かなくなってきて辛いのに
その上 光を失うという事が どれほどの苦痛だったか…

 

鳴いちゃいけない なんて言ってごめんね。
一生懸命、不安と闘ってただけなのに。
もっともっと 体をなでてあげれば良かったね。
何をしてあげたらいいか、私はもうわからなくなってた…。

 

まるお、やっぱり今でも会いたいよ。
あなた以上のものなんて、この世ではもう見つけられない。。。
 
 
 
 

掃除のわけ

 

約2年振りに、床をワックスがけした。
それまでは4ヶ月に1度のペースでしていたけれど
まるおが倒れてしまったから…。

 

2012年の11月の事だったから、年末も大掃除どころじゃなかった。
春になってから まるおの調子が安定していた頃に、ちょっとだけ
大掃除まがいの事はしたけれど、ワックスは「猫には良くない」
と夫が言うので、やめていた。

 

確かに、手足を舐めて綺麗にする猫にとっては、ワックスなんて
良いわけはない。大体、床磨きしてる時点で 猫は横断するだろうし。
でもまるおは本当にいいコで「呼びに来るまで出てきちゃいけないよ」
と押し入れに寝かしつけると、その通りにしてくれた。

 

ただ、ジャンプ力が無くなって もう押し入れの上段に上る事が
出来なくなってからは、なかなか私の思うようにはいかなくて
その2年前のワックスがけは、夫が家にいる時にしたんだっけ…。

 
 

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↑ よくこうやって、床で寝転がっていたよね…。

 
 

私は今も、比較的 部屋を綺麗にしている。
以前は「猫のいる家は汚い」なんて思われたら まるおが可哀想!
とばかりに、どんなにしんどい時でも掃除は欠かさなかった。

 

「玄関に出たらいけないよ」という言いつけも まるおは守り
いつも玄関マットの上までしか行かなかったけれど、それでも
念の為玄関のたたきまで毎朝水拭きしていた。

 

「まるおの為に」と思ってしてきたつもりだったけど、いざこうして
いなくなってからも、掃除は続けている。
良い癖なのか、悪い癖なのか、わからないまま…。