寂しい夏が始まった。今までの人生で、一番辛い夏。
いつも傍にいてくれた「愛する誰か」を失うのは
こんなに辛い事だったのか…と途方に暮れている。
まるおの名を呼び、しょっちゅう話し続けている。
生前いつも、私達が会話を楽しんでいた時のように。
優しいまるお。
厳しい私。
でも、私がまるおにいっぱい感謝してる事も
「大好き!」って思いも、たくさん伝えてきたよね。
だけど、まるおが亡くなってしまったら…
どんどん後悔の気持ちが大きくなって、謝ってばかり。
「ありがとう」の言葉が「ごめんね」に変わっていった。
まるおは何も恨んでいないし、幸せな一生を送れたと
思っているはず。そうわかっていても、どうしても
謝らずにはいられない。これが「愛」なのかな、と思った。
他人から見たら取るに足らない事でも気になってしまう
飼い主だけが持つ、独特の感情。