電話

 

ネットで偶然、以前見た事のあるニャンコが突然死した事を知り
ショックを受けていたのも束の間、お友達の可愛がられている猫2匹が
立て続けに亡くなってしまいました。。。

 

幾ら寿命だと思っても、姿形のない寂しさは計り知れないものがあります。
そして今日は、知り合いの子猫が 獣医もお手上げの病気に掛かったかも
しれない…と。多分大丈夫だとは思うけど、元々野良で白血病があるので
今後も要注意らしく、もう1匹のコとは暫く隔離しないといけないそうです。

 

人間同様、猫の寿命も伸びてはいるのに…

 
 

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↑ 青いのはまるおの電話。繋がらない電話。

 
 

まるおに聞いて欲しい事がいっぱいあるのに…
可愛い声も聞きたいのに…
亡くなったコ達の事を一方的に頼むしかないのが、辛いけど現実。
 
 
 
 

君がいた夏

 

きっとこの夏が最後だろうと 思っていたよ…。

 
 

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↑ ちょうど二年前の2012年8月11日。18歳のまるお。

 
 

当日は、これを含め 似たような写真を32枚撮ったけれど
その月は結局、その日以外まるおの写真を撮る事はなかった。

 

弱ってきたコには、正直カメラを向けにくい。
写真は正直で、自分が普段思ってる顔や表情と違ったりして
「現実」を見せつけられる時があり、怖いのです。

 

暑い夏でしたが、この頃はまだ何とか元気な方だったと思う。
そう思いたい、そう思いたかった私…。
当時も今も、そこだけは同じ気持ちのまま 変わらずにいます。
 
 
 
 

過去を行ったり来たり

 

まるおが亡くなって以後、掃除中に泣く事が一番多かった。
ベランダで洗濯物を干す時も、いつも気にして室内を見ていた当時を
思い出しては泣いていたけど、3ヶ月経った頃から少しずつ減っていった。

 

しかし、掃除の時間はそうはいかず いつまでも悲しかった。
掃除機に向かって威嚇していた小さい頃から 平気になった老年期まで
色んな場面を思い出すから。そして、各部屋に残る思い出の数々も
日替わりで容赦なく蘇ってくるから。

 

まるおの一周忌の前後は、日々の掃除を淡々とこなせるようになっていた
けれど、今日は違った。嫌いな掃除機を近づけても 毛布の上から
どかなくなったのは 脚が痛かったからかな? しんどかったのかも?
そう考えただけで「ごめんね」の涙が溢れる。

 

最後 病床に就く一年前くらいから、忙しい時に限ってまるおは「抱っこ」を
せがむようになっていた。私は左手でまるおを抱き、右手で床にワイパーを
掛ける事も多くなり「これじゃ仕事にならないでしょ〜」なんて言ってたけど
きっともっと構って欲しかったのよね…。

 

色んなサインを 見過ごしていた。
日々のよくある話なのだろうけど、逆の立場だったらやっぱり寂しかったに
違いない。だから今なお私がこんなに寂しいのは 致し方ないのです。。。

 

昨日の事だけど、まるおの夢を見た。まだ小さい「みゅう」という名の頃…。
起床時は覚えていたのに その後内容を完全に忘れ、思い出すどころか
夢を見た事自体も忘れそうなので、こうして記しておくことにしました。。。

 
 

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↑ みゅうという名で呼ばれ、よく女の子と間違えられていた頃。
 
 
 
 

こんな雨の日には

 

外は雨。久し振りに梅雨らしくなった。
少し肌寒いこんな日はいつも、まるおを膝の上に置いて
パソコンに向かう。それが日常だった。

 
 

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↑ いつもふたりで座ってた お気に入りの椅子の上で。

 
 

まるおが永眠してから一年が過ぎ、まだ涙は出るものの
私も随分落ち着いてきました。
一年前は 悲しみのどん底にいて、あの日々を思い出す事で
今は「これでも元気になったんだなぁ」と実感出来る。

 

たった一年、だけど一年、今までで一番長かった。
その分 これからは、時間はどんどん加速するだろう。
私も「先」を見て頑張ろう…
やっとそう思えるようになってきました。。。